乳がん手術前の不安
入院日が近づくにつれ、やってくる数々の不安。
手術に対する不安と緊張
何といっても一番は初めての手術に対する不安。
眠れない…
手術の前3週間くらい、風邪をこじらせました。耳鼻科に行くと、副鼻腔炎で蓄膿に。
夜中に咳で起きるし、鼻が詰まってなかなか眠れない。そこから眠れない生活の始まり。
眠れないから夜ベッドに入って、やらなきゃいいのにネットサーフィン!色々調べては脳が覚醒…
明け方になってようやく眠くなる、みたいな日が数日続く。
それに加え、手術前までに治さないといけないプレッシャー。
この不眠と不安と緊張は、手術が終わるまで無くならなかったです。
胸が失くなるとかではなく、初めての手術に対する不安。
待つことしかできないので、日に日に緊張感は高まるばかり。
こんなになかなか寝付けない日が続いて、大丈夫だろうかとか。
寝ないと免疫力が下がる気がするのに、寝ようと思っても寝れない。
なかなかつらいです。
”不安は高まるばかりなので、早く手術日になってほしい”というのがこの時の切実な思いでした。
今後の治療への不安
非浸潤がんだけどもし浸潤してたら。という不安。
この頃は”手術について”や、”ホルモン療法”についても調べたり、勉強したりしてました。
ホルモン療法だと5年、と期間が長いです。
体への影響や、通院を考慮しての仕事探し、薬を飲むことで仕事や日常生活に差し障りがないか、など分からないことからくる不安がぐるぐる頭を回ります。
仕事復帰への不安
東京から地元へ帰るのを機に、仕事を辞めた私。
手術をすることで、どのくらい日常生活に支障があるかも分からない。
今までやってきた仕事、これまで通りにできるのかな?
という素朴な疑問が、告知された当初からありました。
先生に「術後重いものとか持って大丈夫ですか?」と聞いて「大丈夫だよ。」と言われたけど、たぶん先生が想像する重さとレベルが違う気がする…と思い悩む日々。
というのも、10年間は事務職。その後転職して飲食店や集団調理(学校給食や病院給食)の仕事をしてました。
学校給食は一回で作る量が多いです。
また、病院給食も患者さん個々に食事を提供するのと、朝・昼・夕3食です。
2つとも肉体的にはかなりハードでした。
私は料理をするのが好きで、そういう仕事をしてましたが、手術後同じような仕事が本当にできるのか?元の事務職に戻った方が良いのか?という思いがずっとありました。
何より一番は、元の生活に早く戻りたい!
乳がんが判る前の生活…
不安への対処法
この不安に対してどう対処するか?正直難しいです。
- 音楽を聴く
- 他の人のブログや体験談を見て情報を得る
- 乳がんについて調べる
- 読書
- 自分の頭を整理してみる
上記のことをやってみたけど、やっぱり不安なことは不安なままで、なくならない。
そもそも、自分でどうしようもできない不安に対し、対処しようとするのが負のスパイラルへの始まり。
◇ 今自分にできることはやる!(乳がんの知識を増やす)
◇ あとはなるようになる!と思って何も考えない。
これが一番な気がします。
ただ何も考えないことは不可能なので、できるだけ仕事や家事など、普段通りの日常生活を送るのが良いかなと思います。